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ロシアの侵攻で始まったウクライナ戦争が9日(現地時間)、624日目を迎えた。昨年2月24日にロシア軍が国境を越えたとき、ウラジーミル・プーチン大統領は数日以内に戦勝記念式典を開く予定だったが、ウクライナ軍が首都キエフへの防衛に成功したことで、戦争は予想外の方向へ向かった。
ロシア軍は昨年5月、ウクライナ第2都市ハルキウから撤退し、それ以上の進撃ができない様子が見られ、その後はウクライナ軍の段階的な反撃が続いた。ウクライナ軍は昨年11月、南部の要衝地ヘルソンを奪還して勢いを増したが、拡大を懸念した西側の武器支援が遅れたため、領土回復のスピードをさらに上げることはできなかった。
当初、今年の春ごろにいわゆる大反撃を開始するというウクライナの計画は遅れ、昨年6月にようやく大反撃を宣言したが、ロシア軍はすでに地雷原と塹壕を何重にも築き、準備を終えていた。双方が一進一退を繰り返し、戦線は事実上膠着し、戦争は予断を許さないほど長期化している。
20ヶ月を超えた戦争が来年で2年を超え、さらに長期化する可能性が高まる中、何らかの形で終着点を見つけなければならないという声も高まっている。欧米は継続的な支援に疲労感を訴えており、対ウクライナ支援を主導する米国議会も支援予算の処理をめぐって揉めた。さらに、パレスチナ武装政党ハマスとイスラエル間の戦争まで勃発し、国際社会の視線は二手に分かれた状態だ。
このような中、米メディア「フォーリン・ポリシー」は最近、ウクライナはロシアに奪われたすべての領土を取り戻したいと考えているが、西側が十分な武器を提供せず、火力が不足しており、いわゆる平和交渉を通じて戦争を終わらせるには、ロシアとウクライナともに何の準備もできていないと指摘した。
実際、ウクライナは昨年から粘り強く要求してきたATACMS(ATACMS)長距離地対地ミサイルを米国から渡され、戦争で使用し始めたが、先月、ロシア軍がこれを迎撃したと明らかにしたため、今のレベルの支援では戦局が変わらないという分析が出た。
先月末にはマルタで第3回ウクライナ平和会議が60カ国以上が参加した中で開かれたが、肝心の当事者であるロシアは欠席し、大きな意味を持たせることができなくなった。ウクライナのボロドミール・ジェレンスキー大統領はクリミア半島を含め、失った領土をすべて取り戻さなければならないという立場を一貫して明らかにしており、プーチン大統領は交渉の扉は開いているものの、現在占領しているウクライナの領土を放棄することはないとみられる。
ウクライナと西側は、先にロシアが占領していた地域の半分程度をウクライナが奪還したとして、ロシアがすでに敗北した戦争だと主張したが、一方では、今の戦線通りに戦争が終わる場合、領土を広げたプーチンの勝利という分析も出ている。何度も核使用の脅しをしたプーチンが核カードを握っている以上、欧米が武器支援方式を劇的に変えることも難しいため、ウクライナの領土を完全に回復することは不可能に近いという指摘もある。
ただ、ウクライナに怪뢰政権を樹立して統治するというプーチンの計画が崩れ、一般的な地上戦ではロシア軍の攻撃を防御できるほどウクライナの軍事力が強化されたという点で、ロシアも望まない結果を受け入れることになるという観測も出ている。
来年3月の大統領選挙で再집권しようとするプーチンは、ポーランドを含む北大西洋条約機構(NATO-NATO)最前線の武装がむしろ強化されたことに対して国内的な説明をしている中、西側も不完全な停戦を含む出口戦略を考えながら、ロシアの南下を阻止する防御壁としてウクライナの再建に集中すると予想される。
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