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【編集者注】不確実性の時代がやってきた。絶好調だった世界1位の半導体が天文学的な赤字を出し、深刻化する気候環境規制はエネルギー・化学業界に「グリーン」の風を巻き起こした。予告された電気自動車ドライブに完成車業界だけでなく、部品・素材企業まで既存事業を完全に転換しなければならない重大な岐路に直面した。 数多くの危機を乗り越えてきた企業の学習効果は「まず変わらなければ生きていけない」という結論に達し、既存の得意な事業に組み込んで新しいビジネスに挑戦し始めた。製造業に専念していた電子・自動車企業は、ソフトウェアを学び、すぐに完成品の競争力を高めるために活用した。部品をよく作っていた企業はパラダイムに合わせて電装事業に重心を移し、基礎素材に強みを持っていた企業は浮上しているバッテリー核心素材の開発に乗り出した。事業転換に成功している企業の側面とその原動力に迫る。
アジア투데이 イ・ジソン記者=エコを超え、必(必)環境が大勢になった時代の流れにうまく乗った企業がある。2次電池材料、正極材生産の専門性を備えたエコプロがその主人公だ。2019年まで営業利益が500億ウォン弱だったエコプロは、電気自動車の需要を背景に昨年は6000億ウォンの利益を出す会社に生まれ変わった。文字通り「クォンタムジャンプ」を成し遂げたのだ。
特に、今年からは鉱物資源探査・開発事業も本格化し、原料発掘・電極生産・正極材製造を網羅する「垂直系列化」がエコプロの強みとされている。これに廃バッテリーの回収及びリサイクルを通じて「完成されたバリューチェーン」も確保した。ただ、最近、電気自動車の需要が減速し、バッテリー価格が下落したため、収益性は低迷している。エコプロは、系列会社の電池材料事業を拡大しながら、高品質の電池素材で世界的な競争優位性を維持するという構想だ。
13日、金融情報会社F&Guideによると、エコプロは今年、売上高が7兆ウォンを超えると予想される。5年前の2019年7023億ウォン水準だった売上高が11倍に跳ね上がることになる。営業利益も5年前の478億ウォンから4789億ウォンで10倍程度成長すると予測された。
エコプログループは大きく電池材料事業とガス制御・環境事業で構成されているが、成長を主導したのは電池材料だ。正極材生産系列会社であるエコプロビエムの正極材生産能力は現在18万トン水準で、国内企業の中で最も大きい。昨年は正極材の需要が爆発的に増加し、売上高が5兆ウォンを超え、いつの間にか大企業集団に名を連ねるまでになった。
特にエコプロビームは、ハイニッケル系正極材を昨年だけで10万360トンを出荷し、グローバル1位を記録したことが分かった。材料である前駆体から一括生産しながら製品の変化に即座に対応し、正極材生産については世界的にも確固たる競争力を備えているという評価が出ている。
エコプロビエムの生産拠点であるエコバッテリー浦項キャンパスは、世界でも唯一の「完成された生産体制(Closed Loop Eco system)」を構築している。廃電池を回収して分解し、前駆体とリチウムを転換して正極材を生産する系列会社を一箇所に集めたものだ。例えば、エコプロC&Gが廃電池を回収して分解すると、エコプロマテリアルズは前駆体を作り、エコプロイノベーションはリチウムを抽出して水酸化リチウムに転換する。これをエコプロビエムとエコプロイエムで正極材として生産する。
エコプロの電池材料事業は2003年に二次電池用電解液有機溶剤の量産から始まる。2006年以降、第一毛織から正極材技術と営業権まで引き継ぎ、本格的な事業拡大を開始した。2007年の上場で資金を確保し、正極材料工場を設立して前駆体からハイニッケル系正極材料まで生産を開始し、10年後の2016年に電池材料事業部門を分割したエコプロビエムを分割設立し、成果は徐々に可視化され始めた。
エコプロビエム以外にも、グループのほとんどの系列会社は電池材料事業に焦点を当てている。サムスンSDIと合弁で設立したエコプロイエムは高容量ハイニッケル陽極材料を専門的に生産し、エコプロイノベーションは陽極材の原料であるリチウムイオン事業を推進する。エコプロマテリアルズは前駆体生産及び金属精製事業、エコプロC&Gはバッテリーリサイクルなどを行っている。ガス制御事業を行うエコプロエピも、実質的に正極材の生産過程に必要な高純度酸素・窒素を供給する役割を担う。微細粉塵低減事業を営んでいたエコプロHCNは今年、正極材ドーパント、電解液添加剤を生産しながら電池材料事業を新たに営むことになり、電池材料バリューチェーンに参加する。
ただ、電気自動車需要の低迷で正極材価格が下落し、収益性はやや低迷している。今年も売上高は前年比で増加するが、営業利益は縮小する見通しだ。
それにもかかわらず、電池材料事業へのこだわりで新事業への投資は継続される見通しだ。最近、エコプロH&Nを通じて推進すると明らかにした正極材用るつぼとドーパント、電解液添加剤を生産する新事業も高性能な単結晶正極材に必要な部門だ。結局、陽極材をさらに高度化する方向で事業を推進していくというグループレベルの決断といえる。
また、エコプロはニッケル、リチウムなどの鉱物資源に対する自立度を高めるため、資源開発にも投資を拡大している。最近、インドネシアのニッケル製錬所に対して投資を行い、リチウム鉱山の開発にはオーストラリアの企業と提携した。
エコプロの関係者は「廃バッテリーのリサイクルから前駆体・正極材生産能力の拡大、鉱物資源開発までバリューチェーンを備えながら成長を図っている」と述べた。
asiatodayCP-2022-0024@fastviewkorea.com
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